汗の悩み。臭い、汗染み、黄ばみ、対策前にまずは基本を知るべき。

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♦本格的な夏に向けて

まだ五月ではあるものの、かなり気温が上がってきました。汗をかくには十分な暑さであります。これからの季節は汗について悩まれる方が多いです。自分も同じように汗に悩む一人の人間でした。ですので、この記事で自分の体験もまじえながらこれからの季節で汗に悩まれる方の手助けをしていきます。


そもそもなぜ汗をかくのか?

そんな事調べにきた訳じゃないんですが?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、まずはなんでも基本を知るべきです。基本を知っておけば、正直自分で解決できるものは世の中多いです。 逆に言うとこれが対策と言われて、そのままやってみてもうまくいかないこともあります。 自分はどのような状況にいるのかをもう少しいろんな角度から見えるようにすれば自分なりの解決方法が見つかるものです。

とりあえず本題に移ります。まず、汗というのは何のためにかくのでしょう? 実はこれ、かなりアバウトな質問なんです。 たぶん大半の方が運動をしたりして熱くなった体冷やすためと思ったのではないでしょうか? もちろんこれも正解です。 ですが正解の一つに過ぎないです。汗をかく要因は他にもあります。それは精神的な発汗です。 これは緊張したり、恐怖を感じたりしたときに急激にかくものです。 はるか昔人間が狩りをしていた時代、獲物を前にしたときに手や足に汗をかく事で武器等を握りやすく、地面を蹴りやすくするために働いていた機能なのです。その名残が今でも残ってしまっているってかんじです。 そしてもうひとつ、それは味覚性発汗と呼ばれるものです。辛いものを食べたりしたときにかくあせのことです。これは辛味成分のなかに含まれるある成分が、血流をよくしたり、体の体温を上げることで汗をかきます。

汗をかく理由というのは細かくわけてみるとこれだけの意味があるのです。



温熱性発汗

これは運動をすることによってかく汗です。 体は体温が上がり過ぎると、ある一定の温度を維持しようとするので、 運動をした時などはその運動量=熱量によって汗のかく量が決まります。 なのでいくらか動いた程度で汗をかいて気になるという方はただの気にし過ぎによることが多いです。 これは一般的にごく普通の生理現象のひとつなのです。 ですが汗のかきかたによっては多汗症の可能性もあります。これは病気なので周りから見ても汗のかきすぎだと言われ、 自分でも気になるようでしたら一度専門の医者に看てもらったほうが良いかもしれません。 最悪手術ということもありえますが、その前には保存療法で十分に様子を見た上での判断になります。 とりあえずは専門家の知識をお借りするくらいの気持ちで看てもらえば大丈夫です。



精神性発汗

その名のとおり精神的な作用による汗です。 緊張、恐怖、怒り様々な感情でこの汗はかいてしまいます。 多汗症の原因はこの精神的な作用によるものの一つであると考えられています。 実は多汗症のはっきりとした原因はまだよくわかっていません。 ですが昔すごいトラウマを植え付けられてしまった際に、その事を思い出すだけで妙な汗をかいてしまうことがあります。 これが次第にエスカレートすることで何気ない感情の変化で、大量の汗をかいてしまいます。 これが多汗症の原因のひとつです。


味覚性発汗

これは辛味成分等で汗をかきます。 血流がよくなりほてった体を冷まします。 一見健康に良いと思いがちですが、これがあまりよくない方向に向かうと多汗症の可能性も秘めています。 それは、精神的な面も絡んでくるのですが、食べ物を食べているときに自分のたべている姿が恥ずかしいと思いがちになり、 そのせいでかく汗の量も増えます。 すると、今度は汗をかきながらご飯を食べている自分が恥ずかしいと思うようになり、またさらに汗をかいてしまいます。 もう無限ループですね。


対策

汗をかきすぎてしまうような人は多汗症の可能性は非常に高いです。 とはいっても周りよりも明らかに汗をかくけどそんなに気にしてない方もいます。 自分はその一人で、僕は明らかに汗かきです。ですがあまり気にしていません。これは自分的には良い事だと思っています。 これを気にしてしまいだすと、精神的発汗がからみ余計にたくさんの汗をかいてしまうからです。 このことは多汗症をこれ以上悪化させない、ある意味ひとつの対策でもあります。 病は気からというやつです。何でも気にし過ぎはよくありません。


汗の臭い

汗をかく器官には、臭いを発する汗をだすアポクリン腺という器官と、ほとんどが水分でできている汗をだすエクリン線が存在します。アポクリン線からでる汗にはエクリン腺の汗とは違い、菌が好む栄養がたくさん含まれています。この栄養を菌が食べたときに独特の臭いを放ちます。これがワキガの原因にもなるひとつなのです。ワキガ手術というのはこのアポクリン腺を減らすのです。そんなことをして大丈夫なのかと思いますが、もともとアポクリン腺があった理由としては自分のフェロモンを放つためです。どのような種族でも自分と同じ遺伝子を嫌います。異なる遺伝子との交わりを求めるのです。その判断材料のひとつとしてアポクリン腺の役割があった訳です。ですがもう今の時代に必要とされることがなく退化し、大量に所持している人というのはごく一部になっています。ですのでアポクリン腺を手術で減らしてしまうのはそれほど悪影響をもたらすものではないのです。

いきなり手術と言われても怖いだけだと思うので、まずは自分のできることから始めましょう。運動をしてそれなりの汗をかきます。運動をしなければ体にアンモニアを溜め込み、それがたまにかいた汗と一緒に流れる事で強い臭いになってしまいます。実は臭いの原因がアポクリン腺のせいではなく、このアンモニアによることも多いのです。運動をしなくてもお風呂に浸かるなどして汗を流すのも良い事です。なるべく毎日軽くでいいので汗をかくことで、アンモニアによる臭いの原因はほとんど解決するでしょう。


汗染み

汗染みは女性にとっては天敵と言っても過言ではないでしょう。ですが今の時代はこれを防ぐためにたくさんのグッズが販売されています。そもそも洋服自体に汗染み加工が施されていたりもします。最近では直接皮膚に塗布できるものがあり、このようなアイテムのおかげで以前は汗染みを気にするあまり汗をかいても目立たないような服を選んでいたはずです。ですがもうこのような悩みはなくなりました。ですがこれは人を選んでしまいます。というのがやはり皮膚の弱い方には合わなかったりして、炎症をおこしたりするためです。気になる方はなるべく皮膚に直接塗布するものはやめておくのが無難です。まぁこの問題が解決されるのも時間の問題だと思うので、いずれ開発がなされるまでもう少しだけ待ちましょう。


汗の黄ばみ

これは気にする方が少ないですが、解決を求める声は大きいと思います。まず、何が原因で黄ばみが発生してしまうのか?ひとつめはアポクリン腺から分泌されるものです。アポクリン腺からの分泌液にはにはたくさんの成分がありますがその中でもリポフスチンと呼ばれる色素が多量に衣服に付着する事で黄ばんでしまいます。次に皮脂です。衣服に付着した皮脂が原因で黄ばんできます。そしてもう一つ、制汗剤やデオドラント剤によるものです。この中に含まれる着色料は特に気をつける必要があります。

このように黄ばむ原因も様々です。気をつけようにも自分の体質を考えた時、衣服に付着するのは避けられないことがあるかもしれません。ですので対策としては、着用した衣服をなるべく早く洗ってしまうことです。


まとめ

汗は気持ちいい汗と気持ち悪い汗があります。気持ち悪い汗はそのままの意味であまり良いものではありません。そうゆうのも自分がどのような状況にいるのかを判断する一つの材料です。もしこの記事からあなたのためになることがほんの少しでも得られたなら僕はこの記事を書いて本当に良かったと思います。

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