バイクの防犯は愛のレベル。自分しか愛車を守れないってこと。

バイク防犯

バイクの防犯はバイクとの付き合いが長くなるほど手を抜いてしまいます。

最初の頃は、いろいろ考えるでしょうが、日がある程度経った頃にもう一度バイクの防犯を見直す機会を作るようにした方が良いです。

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バイク盗難について

バイクに乗られている方、これからバイクに乗るために購入を考えている方にこの記事を贈ります。

バイクを盗まれた日に、自分が置いていたはずの駐車場に向かうとカバーだけが地面で風に揺れています。一瞬その周辺のどこかに移動されたのかと考えてしまいます。本気で。でも実は盗まれたんだと実感した時のショックは本当にきついものです。本当に大切にされていたバイクは自分の相棒(恋人)です。でも大切にされているバイクほど状態もよいので盗まれやすい傾向にあります。盗まれた後にバイクはもうほとんど帰ってきません。速攻で海外に売り飛ばされるか、バイクをばらしてパーツで販売するか…。自分の愛車がそのような扱いをされると思うと本当に悲しくなります。そうならないためにも自分で自分のバイクをしっかりと守ってやるのです。

バイク防犯の大切さ

バイク自体には簡易的な防犯として、ハンドルロックというものが付いています。これはバイクを駐車中にハンドルをきった状態で、エンジンキーをある方向に回してやるとハンドルがきった状態で固定されます。一番簡単な防犯ですが、このロックすらされていない方も多いと思います。ですができる事ならこれからはハンドルロックをしてやってほしいです。バイクに乗る事に慣れてきたときにこの作業すら面倒になると思います。ですが後悔は後にしか付いてきません。ハンドルロックがかかっていないバイクは自転車を押すほどに簡単に移動させる事ができます。それだけ盗みやすいという事です。盗むほうの心理を考るのです。いかに簡単にバイクが盗めるか、ということです。

今と昔

一昔前に比べ、最近はバイクの盗難自体は減っている状態です。ですが今のバイク盗難は昔に比べると本格的になっています。一体どういうことかと言いますと、以前は若者がただ乗りたいという気持ちでバイクを簡単に盗むような時代でした。防犯をあまり施さず、簡単に盗めそうなバイクを盗み、乗り捨てるタイプです。その中にプロの窃盗団が混ざって金儲けをしていたわけです。ですが最近では若者がバイクに乗りたいからという軽い気持ちで盗むようなことは減りました。というのも、以前に比べてライダー達のバイクに対する防犯意識が高まったからということと、防犯アイテムの充実化と性能の向上にあるからです。逆に言うと、若者の軽い気持ちでバイクを盗む行為が減った代わりにプロ窃盗団に盗まれる行為が増えたということです。

窃盗団(バイクを盗むスペシャリスト)

窃盗団はそれを生業としていることからとても計画的な犯行を行います。以前では大胆な犯行も多かったです。コンビニに停まっているバイクを見つけ、バンの後ろに数人がかりで詰め込むとか。ですが今はこのようなことはさすがにできません。それに今のプロの窃盗団はもっと頭を使ってきます。まずバイクに目星をつけます。そこから一ヶ月ほど様子を見ます。所有者がどれだけの頻度でバイクに乗っているのか、バイクにはどのような防犯設備を施しているのか、そして逃走経路の確保まで、このように盗むために必要なデータを取っていきます。そして完璧なる準備が整ったのちに盗む訳です。

窃盗団はあらゆる手を使って盗みにかかってきます。僕が知っている情報をあげていきたいと思います。

バイク買います!!的なチラシをバイクに貼られているのを見た事はないでしょうか?たぶん貼られていたらはがしますよね?これは窃盗団がどれだけの頻度で所有者がバイクに触れているかを試しているのです。

ブザー式防犯装置。わざと音を何度もならし、所有者に機械の故障だと思わせます。こうすることで所有者はこの装置を取り外してしますでしょう。他には音が鳴る部分に瞬間接着剤を流し込み、音自体を抑制されてしまします。

油圧式切断で簡単にチェーンロック系は破壊されてしまいます。プロが持つ装備で最大の切断加重は40~50tと言われています。

警察を頼りにしてはいけないワケ。

バイクが盗まれた時、警察に行こう!となると思いますし、絶対に行くべきです。でも、バイクの盗難に関してはあまり頼りにしてはいけません。これはバイク盗難に関して、発見され、所有者の元に返るということがほとんどないからです。先ほども言ったように盗まれたバイクはすぐにでも海外に飛ばされるか、分解されてパーツごとに売られるかなんです。盗んだ後に見つからないように保管しておくのも簡単です。これはそれだけ探す難度が高いことを意味します。でも警察も暇ではないですし、他にももっと優先してやらなければならないことがたくさんあります。バイクを探したりするよりも、人間同士のトラブル処理のほうが絶対的に大切なんです。警察自身も本気にはなれないのです。

どこまでやればいいの?

じゃあ実際防犯としてどの程度まですればよいのでしょうか?

まずは車庫を用意します。もちろんシャッターつきです。車庫の中には地中に鉄の杭を打ち付けておきます。ここにキタコのウルトラボルトでバイクと鉄の杭を一緒に巻き付け、地球止めをします。もちろん両輪です。バイクの守るべきポイントはフレームです。ここも同じようにキタコのウルトラボルトでフレームと鉄の杭を巻き付けします。後はバイクを止めた前に車を止めて置きます。こうすることで万が一にでもバイクをチェーン類から外せたとしても車が邪魔になってくれます。

今のところはこれが一番の防犯対策でしょう。

絶対無理!!

そうなんです。無理なんですよ。車庫自体ないライダーの方はたくさんいらっしゃいます。地球止めをするために杭を打ち込んでもいい土地をもっていないですし、キタコのウルトラボルトなんかも安くて5万円からです(キタコのウルトラボルトは60tまでの対切断加重があるため、現状では切られないロック1位でしょう)。そんなこんなでバイクを守るための設備、アイテムがバイクの車両代を超えてしまう事もあります。

自分ができると思った範囲

僕は防犯にかけられるお金がなかったので、いろいろ調べ上げました。ですので僕が現在行っている防犯を紹介したいと思います。

バイクカバーをかぶせる。これはもう当たり前です。カバーをバイクにかぶせておくだけで車両の特定を行いにくくします。それだけでなく、ほこりや雨からも守ってくれます。めくられて中を確認されないように前輪と後輪部分にチェーン系のロックを通せるように穴が空いていますので、そこにチェーンを通してバイクカバーも一緒に固定しましょう。バイクカバーは防火、透湿のものを選びましょう。カバーに火をつけられるイタズラもありますし、バイクに乗ったあとすぐでは防火対策のないカバーはかぶせられません。透湿は中にこもってしまう湿気をにがしてバイクをさびさせないためです。もちろん機能が充実するほど値段は上がりますが、大した金額差ではないので惜しまないようにしましょう。

複数の種類のロックをかける。プロの窃盗団は盗むのに時間がかかる車両は嫌います。数種類のロックをかけておけばロックを破壊するための工具が数種類分必要になるわけです。例え切られたり、破壊されてしまうロックだとしても、それまでの時間と労力を必要とします。逆に切られる事を前提で考えるとこのような発想になります。ですが切られない工夫としても、なるべく切断工具が入れづらいようにしっかりとバイクに巻き付けるようにしてロックしておきます。それと、地面にチェーン等が垂れないようにしてください。これは足の力を使って工具の破壊力を上げないようにするためです。

結局何をしても無駄

ここまで書いておいてなんですが、結局のところどんなにがんばったってプロには敵わないです。向こうが絶対にあのバイクを盗もうと決めたら間違いなく盗まれます。車庫に入れて、車でガードし、地球止めをしたって盗まれます。僕の知り合いで車でガードしていたのにレッカーで引っ張りだされ、車両を持っていかれたそうです。車庫だって破壊して盗んでくるプロです。それじゃあ今まで僕が書いてきた記事は何だったのでしょうか?この記事では完璧なる防犯は紹介できません。僕が伝えたかったのはいかに盗まれにくくするかという事です。どれだけ盗みにくいパーセンテージを引き上げるかを書きたかったのです。もしこの思いさえ伝わっていれば十分です。すぐにこのページを閉じて防犯のための知識を漁ってみてください。そして大事な愛車を守ってやってください

まとめ

とりあえず知識を集めてください。バイクショップに行って店員さんに相談してみるのもとても良いです。相手はプロだけあってたくさんの事を知っています。今どのようなバイクが狙われやすいか、予算に見合った防犯のおすすめなど。親身になって教えてくれます。

あと、バイクの盗難保険も実はあるのですが、こちらはかなり高いです。やはりバイクの盗難件数が高いことに比例しているのです。ですができることなら入る事をおすすめします。愛車を奪われるショックは半端ないですが、この保険のおかげでショックを多少は和らげてやる事ができるからです。後悔は先に立ちませんから。

やはり、できることはやっておくべきです。自分のできる範囲で可能な限りの防犯をしたのに盗まれた場合は、ある意味諦めをつけることができます。なんで俺はやってなかたんだ…。とならないようにしましょう。

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コメント

  1. […] 複数の種類のロックをかける。プロの窃盗団は盗むのに時間がかかる車両は嫌います。数種類のロックをかけておけばロックを破壊するための工具が数種類分必要になるわけです。例え切られたり、破壊されてしまうロックだとしても、それまでの時間と労力を必要とします。逆に切られる事を前提で考えるとこのような発想になります。ですが切られない工夫としても、なるべく切断工具が入れづらいようにしっかりとバイクに巻き付けるようにしてロックしておきます。それと、地面にチェーン等が垂れないようにしてください。これは足の力を使って工具の破壊力を上げないようにするためです。 引用元-NEWコンテンツ企画 […]