御巣鷹山・日航飛行機事故から30年を迎えて今思う事。本当に聞いてほしい…

昨日、群馬・御巣鷹山(おすたかやま)に登ってきました。

520名が亡くなった過去最悪の飛行機事故があの場所で起きました。

そして今年はその事故から30年を迎えます。

8月12日 18時56分26秒

羽田発 大阪行き 日本航空123便

JA8119号機 ここに墜落

これと同じものが山の奥にある石碑に記されており、この石碑は遺族の方が建立しました。

これを見た時かなり自分の中には衝撃が走りました。

まるでその日、その時間、その瞬間を知ってほしい、そしてその感じた思いを忘れないでほしい…

そんな思いを感じました。

事故から30年経った今、そしてその事故が起きた年にはまだ生まれていなかった自分だからこそ、

慰霊登山をして今思う事を書いていきたいと思います。

そして実際にその現場となった御巣鷹山に行って感じた事をまじえながら文章にしていきます。

どのような理由でどんな方がこの記事を見ているのか分かりませんが、できる事なら最後までこの記事を読んで頂きたいです。

何かを強制するわけでもないですし、そのために書く訳でも全くないです。ただ知ってほしい、それだけです。

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事故の原因と事故後の謎?

飛行機は垂直尾翼と呼ばれる飛行機のコントロールを司る部分が破壊し、操縦不能となりました。

そのあと30分もの間、飛行機の立て直しを試みましたが、それも空しく飛行機は急降下をはじめ、右主翼と機体後部が山の木に接触。

はねるような形で一瞬上昇をみせるが、飛行機はそのまま山の斜面へ墜落していきます。

このとき最後まで飛行機の立て直しを行っていたため、速度は640kmを超えて墜落しました。

それは衝突の瞬間にとてつもないGが機体にかかり、その衝撃で飛行機は二つに分離し、前半分は山の斜面に衝突し大破、

後ろ半分は山の尾根を超えて斜面を滑るようにし減速しました。

垂直尾翼の破壊は、墜落事故以前に同機体で起きたしりもち事故で修理を行った会社がその機体の破損部分を一部見抜けず、

そこが原因で尾翼の破壊に繋がったといわれています。

今でも謎が多いと言われている御巣鷹山の日航機墜落事故。

謎というのは墜落してからにあります。

墜落直後、アメリカがその現場に救助を行える体制が整っていたにも関わらず、これを日本側は拒否しました。

この事実は口止めされていたということもあり、このことがさらに謎を深めています。

実際に生存者の中には墜落直後にヘリが上空を飛んでいて、しばらくした後にその場を離れていったとの情報も出ています。

最速で向かった報道機関のヘリが現場に急行したときにその周辺を低空飛行で飛ぶヘリを見ていたりもしたそうです。

救助は1秒が重要と言われるなかでなぜこのような事が起きたのか、事故直後では斜面を滑り落ちた機体後ろ半分ではまだかなりの生存者が

残っていたそうでもしアメリカの救助支援を受けていたらあと何人の命が助かっていたのでしょう。

事故後、30年を迎える今、何をすべきなのか?

事故から30年を迎える今、とても重要な場面を迎えています。

それは御巣鷹山を訪れ慰霊をする人の多くはその遺族の方達によるものであり、

その方達も事故当初から同じ30年という時間を過ごしています。

これは世代交代の節目でもあり、次の世代はこのことを受け継いでいかなければなりません。

お父さんは息子を連れ、おじいちゃんは孫を連れ、次の世代へこの事実を知ってもらい感じてもらうのです。

知るのは情報でいいです。

でも感じてもらうには現場をちゃんと見てもらうのが一番です。

そのためのモノは揃っています。現場は遺族の方達がこの事故を伝えたいという思いでいっぱいです。

時間の流れでこの事を風化させないために。

事故を知らない世代はなにを思うのか?

30年も前の話になるとその事故当時は生まれなかった人が今では大人になってるくらいです。

ではそんな世代の人たちはこの事故についてどれだけの関心を持っているのしょうか?

ちなみに僕はまだ生まれていなかった世代です。

その世代と同じ友人たちに話を聞いてみたところ、

「話は知っているけど、具体的にはよくわからない。」

「映画やニュースで見た事はある。」

みんな知っているのは知っているといった感じです。

さすがメディアの力と言ったところで、映画やニュースの影響力は使い方によっては強力です。

ですが時間が経ちメディアもこの飛行機事故を取り扱うことが減ってきました。

この事故について関心を持って調べものをしてみたり、現場に行ってみたいと考えた人はあまりにも少なかったです。

これが現状です。

事故資料やSNS、伝えるための道具は揃っていますが、それを伝える人がいなければそれは何にもならないということです。

登山のための装備とルートは?

今は30年も前と違って、山に登るためのルートが確保され、道は整備され階段もあります。そのためほとんど登山歩道となっています。

ですので登っている方々は比較的軽装で、山を登るからといってそんなに身構える必要もないようです。

ただ、地面が砂若しくは砂利があったりするので靴は滑りにくそなものがいいでしょう。

あとはやたらと虫が多いので虫除け対策は必須です。気をつけてください。

山は比較的涼しいのですが、登るときの運動量で汗をいつのまにか結構かいているので水分補給はまめに行いましょう。

まとめ

この記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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コメント

  1. 横山友樹 より:

    この記事で初めて日航飛行機事故の事をしりました。自分が生まれる前にこんな事故があったんだと思うとぞっとしました。
    今、こうして安全に暮らせているのはとても幸せな事なんだと思いました。