エサ用の金魚が肉食魚のいる水槽で7年間生きていた話。

肉食魚の「ピラルク」という魚がいます。
144
体長は3メートルを越え、世界最大の淡水魚のひとつに数えられます。

ある水族館でピラルクのエサとして水槽に投入された金魚がいました。
ですがそのときピラルクに食べられることなく、その後にはなんと7年間も生きていたのです。そして7年も生きのびた金魚はすくすくと育ち体長25センチ、体重360グラムの立派な金魚に育っていました。

スポンサーリンク

金魚が生き延びてきた方法

三重県志摩市にある水族館「志摩マリンランド」でこの伝説の金魚は生まれました。

志摩マリンランドがまだエサとして金魚を使用していたとき、金魚はピラルクのいる水槽に投入されました。
その時の金魚の大きさは3センチほどが多くいました。
そのうちのの1匹だけが水面付近にあったわずか1センチの排水口の隙間からするりと逃げ出しました

そこから地下にある浄化槽での生活が始まります。

浄化槽は暗く、その金魚以外はなにもいません。

暗い中で育った金魚の体色は赤い色素が抜け金色になりました。

浄化槽にはピラルクに与えるための栄養豊富な固形エサの残りカスが絶えず流れていたので金魚は食べ物には困らなかったようで、むしろその栄養は金魚を立派にしました。

生き延びるために様々な困難乗り越えた。

もちろん浄化槽も清掃されます。

月一回行われる「逆洗」を何度も乗り越え、真っ暗な浄化槽を照らすために投光器を持った作業員に見つかることなく7年という期間を生き延びてきたのです。

この金魚を見ることができる?

この金魚は志摩マリンランドで公開されますので見ることができます。

ですが元々エサ用としての金魚でしたので館長曰く、大々的には公開せずこっそりやりたいとのことです。

映画の主人公ばりの人生を送った金魚。
是非一度見てみたいものです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする